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Garmin inReach Mini 2 をダイビングで使用する。

ガーミン、インリーチミニ2です。イリジウム衛星ネットワークを使用して、自身の位置情報を任意の相手に知らせることができる通信端末です。万一の際には、ガーミン応答センターに SOS メッセージを送信して救助要請をすることも可能です。本体は IPX7 防水なので海面などでの操作は可能ですが、海中には持って行けないのでダイビングで使用する場合には専用のハウジングケースが必要となります。

ダイビングコンピューターに GARMIN Descentシリーズを使用している場合には、ペアリングできるので全ての操作が手元のダイコンから行えます。従って、inReach mini をハウジングから出して操作する必要はありません。

イリジウム衛星を使用した通信機器となるため、Garmin inReach を使用するにはサブスクリプション契約が必要です。年間契約の場合は$143.4、月額契約の場合には$14.9が最低料金です。本体価格は5万円程度、専用ハウジングは1万円程度となります。

さて、何故ここでインリーチの解説なのか?それはやはりこれはドリフトダイビングをするのならば、導入した方が良いと結論付けたからである。優秀なガイドであれば既に携帯電話を防水ケースに入れて携行していると思いますが、あくまでも携帯電話。圏外では役に立たないし、海外でも使えない。しかしインリーチならばイリジウム衛星、すなわち空が見えるところであればどこでも使用できるし、サブスク料金もガラケーの料金より安いのではないでしょうか?

現実問題として携帯電話を使用する場合の問題点を挙げてみましょう。
遭難時は荒天が予想されますが、携帯電話は防水でしょうか?スマートフォンタイプの場合は水に濡れた状態で操作できるのでしょうか?そして実際に会話はできるのでしょうか?スマートフォンならばGPSの位置情報を確認したり送信できますが、ガラケーの場合はいったい何を話すのでしょうか?船が見えているなら方角を伝えることができますが、見えていなければ自身の位置を知らせることはできません。自身の携帯と船長の携帯いずれも圏内で有る必要があります。時化の海面ギリギリの位置では電波を拾えない可能性もあります。
このようなハードな状況でも、インリーチならボタン一つでメッセージと共に現在の GPS 位置情報を正確に送信できます。

続く

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Category: セーフティ

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