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SONY α7S III 着弾!ダイビングで動画を撮るために一眼を使う

ついに買ってしまった。ソニー A7S3です。
本体だけで40万円超えなので、2カ月ほど悶々と悩んでいましたが、このカメラに関する YouTube を見たり、ホームページを見たり、ショッピングサイトを回ったりという、悩んでいる時間がもったいなくなってポチりました。

ハッキリ言ってコレ、自分にとっては新しいGoProでしかありません。動画しか撮る気がないからです。太陽の届かない深い海で、ハンマーヘッドシャークを追いかけたり、カマストガリザメを追いかけたり、ジャイアントトレバリーやバラクーダの群れを激写したりするのがすっかり趣味になってしまったのですが、暗所に弱い GoPro だと諧調が足りなかったりノイズが出たりと、ずっと限界を感じていたのです。

という訳でこれは海専用カメラになる予定。果たしてどれだけの画質向上が望めるのか、使ってみたいと思います。

一年後の追記
ダイビングボートでカメラを持っていると、ソニーのミラーレスはどうですか?と、たまに聞かれる。よく中身が分かるものだと感心するけれど、「このカメラは動画専用で写真は一枚も撮りません」と答えている。

一眼で動画を撮ることは陸では当たり前になっているけれど、ダイビングシーンでは違う。まず一眼を動画専用で使っている人なんて見たことが無い。ノーティカムのハウジングに長いアームと大光量のストロボというのが定番スタイルで、自分が使っている安物のハウジングは完全に格下に見られている。

でもたまに、動画はどんな感じですか?と聞かれるので、思ったことを色々と書いておきます。ちょうどこのカメラを使い始めて一年ほど経つしね。

最初は写真モードにしておいて、動画ボタンを押して動画を撮る、というスタイルにしていましたが、設定が面倒だったりしたので、いまでは動画Aモードに固定して使っています。このため、シャッターボタンを押してもスチル撮影はできません。「写真は一枚も撮りません」と答えているのはこのためです。

元々はGoProを使っていましたが、大深度でのザラザラ感や、映りのイマイチ具合に嫌気して、一眼に乗り換えました。とにかく深い場所でも綺麗に撮りたいという理由だったので、最初は常に開放で撮っていました。フォーカスエリアを広めに取ると、手前の岩にピントが合ってしまい、ターゲットがピンボケになるという現象が出たので、フォーカスは中央固定を多用しています。同様に測光エリアも、水面バックで下から煽って撮るような場合、ターゲットが暗くなってしまうので中央重点を多用しています。絞り開放でフォーカスを中央固定にした場合、キッチリ真ん中に獲物を捉えると素晴らしい画が撮れますが、ちょっとでも外すとピントが行ったり来たりすることになるので、非常にピーキーな設定と言えるでしょう。

そしてこのカメラ、手振れ補正が効きません。アクティブ手振れ補正は付いていますが、GoProに比べてしまうとほぼ効かない言って良いでしょう。とにかくカメラを動かさないようにしなければ、使えるシーンが激減してしまいます。

撮れた画は、青被りしています。撮って出しでは使えないと思います。オリンパスのTGシリーズの吐き出す画なんかを想像しているとガッカリします。なんなら GoPro の方が綺麗かもしれません。高画質の画を色補正して使うことが前提となります。Slog撮影してダヴィンチリゾルブで色補正。これが基本です。

最近は少し絞るようになりました。F4 とか F5 くらい。ISO感度を10000とかにするとザラつきます。フレームレートは60pにしています。24pにしたほうが明るく映るのではないかと思っていましたが、60pにしてもシャッタースピードが 1/30になるのを確認して以来、ずっと 60pで使っています。

2年後の追記
動画の設定は「123」に割り振っています。1はISO640固定、2は低めのISOオート、3はISO12800です。A7SIIIはデュアルネイティブISOという裏仕様があるので、640と12800が最もノイズが少ないのです。最近はシャッタースピードの方を固定して、F値を可変にしていることが多いです。なので昔ほどパキッとした画が撮れていませんが、厚くピントの合った無難な画が撮れています。

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Category: カメラ
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