Atomic TFX の解説をして、物欲を抑える。

Atomic TFX の価格

最近ずっと気になっているのがAtomic TFX。奇妙な形をしたアトミックのレギュレーターだ。目新しいものを見ると使ってみたくなる衝動が少し発動しかかっている。だがこいつは3,500ドルもする。そういえばアトミックT25は2,800ドルで国内価格は555,000円だったことを考えると、国内で発売されたとして設定される価格は70万円程になるだろう。

Atomic TFX とは

という訳で、欲しくならないようにこのレギュレーターはいったい何者なのかを調べてみた。まず最初に目につくのはもちろんセカンドステージの奇妙な形状。アトミックのホームページに書かれていることを要約すると以下の通り。

フロントエキゾーストバルブの位置
TFXのデザインの核心は、吸気ダイアフラムの中央に排気バルブを配置し、これをレギュレーターの前面に取り付けることにあります。これにより、従来のデザインでは不可能だった優れた呼吸性能と乾燥性を実現しています。

圧力差と水柱効果の改善
TFXでは、頭を上げたような極端なダイビング姿勢でも、排気バルブとダイアフラムが同じレベルに位置し、圧力差がありません。水は排気バルブに集まり、各呼吸時に簡単に排出されます。これにより、従来のレギュレーターに見られる大きな水柱効果が最小限に抑えられます。

ケースアーキテクチャと排気偏向
TFXの革新的なデザインは、新しいケースアーキテクチャの開発を必要としました。これは、狭幅のケースとフロントカバーとシームレスに統合する複雑な流体と自然な形状から成り立っています。排気をレギュレーターの前面から後部へ効果的に導くために、革新的な方法が求められました。

呼吸のしやすさのためのデザイン

要するに、デザインを下側にオフセットすることによって吸気のしやすさを改善したということに尽きる。空気と言うのは下から上に流れるものだから、空気源が自分より下にあれば当然に吸いやすくなるという事だ。そして気になるのが「頭を上げたような極端なダイビング姿勢でも」吸い心地が変わらない、という記述が時々出てくるという事。おいおいそんな姿勢にいつなるっていうんだ。

Atomic TFX を購入するのか

見たところ、ファーストステージは今までのモデルと変わってなさそう。自分がもしこれを買ったとしたら、ファーストステージはT25のものをそのまま使うだろうから、セカンドステージだけを取り換えて使うことになりそう。しかし、そんなコストパフォーマンスの良くないことは出来ないので購入には至らない。それにいままでのモデルよりも更に吸い心地が良くなったのなら、エアの減りも早くなりそうだ。であるならばオレには必要ない。あー良かった。買わない理由がちゃんとできた。

スペックは（値段も）世界最高峰に間違いないので、誰よりも良いものを使いたい貴方にお勧めいたします。

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